話しかけると褒めてくれるSlack Botが賢くなった

この記事は、テスト小ネタアドベントカレンダー2020 18日目の記事です。

qiita.com

伝えたいこと

去年書いた「話しかけると褒めてくれるSlack Bot作った」のBotを拡張して、ペンギンちゃんが頭良くなったぞ!どや!という話をします。 ito128.hatenablog.com

ペンギンちゃんって何?

GASとGoogleスプレッドシートを使ったSlack Botです。 Bot名とアイコンは某ペンギンのキャラクターからお借りしています。 仮名「ペンギンちゃん」とします。

なにができるの?

  1. 「@ペンギンちゃん テストデータ」と話しかけると、架空の氏名、住所、電話番号などのテストデータをくれる

  2. 「@ペンギンちゃん テスト記事」と話しかけると、テスト端末のアカウント情報やテストツールの使い方が書かれた記事など、テストに関係ありそうな社内ブログの記事の一覧を出してくれる

つくってよかったこと

  1. Slackだけでテストデータやテスト関連の記事情報を出せるので楽
  2. かわいくてほめてくれるだけじゃなくて役に立つBotに進化した。すてき。

用例

1. 「@ペンギンちゃん テストデータ」と話しかけると、架空の氏名、住所、電話番号などのテストデータをくれる

Image from Gyazo

こんな感じで、氏名、生年月日、年齢、血液型、郵便番号、住所、電話番号、携帯番号を出してくれます。 データは疑似個人情報データ生成サービスで作成したデータを500個ぐらい持っておいて、そこからランダムに1つ返すようにしています。

何かしらでアカウント作成する必要があるとき、なんとなくそれっぽいデータを考えるというどうでもいいことに思考を持っていかれないのでよいです。 こういう「どうでもいい思考」をできるだけ削ってその分テストに思考を割きたいんですよね。

架空の情報なのですが、もしかしたらこの人が実在するかもしれない可能性に賭けて一応モザイクをかけました。えらい!

2. 「@ペンギンちゃん テスト記事」と話しかけると、テスト端末のアカウント情報やテストツールの使い方が書かれた記事など、テストに関係ある社内ブログの記事の一覧を出してくれる

Image from Gyazo

ツールの設定方法とかテストアカウントとかの情報を社内用のブログシステム的なものに置いているので、その一覧をデータで作っておいて出してくれます。

これは、単純に記事を探す手間が省けるので楽です。大体探す記事って決まってるので、あぁこれは後で見に来そうだなってやつを随時登録しておくようにしています。

記事を1個ずつじゃなくてまとめて一覧にして出すようにしているのは、記事一つ一つに反応ワードを設定してみたところ、なんて送ったら記事を出してくれるのか全く思い出せなくなり全然使いやすくなかったからです。かいぜんってこうやって行われるんですね。(ごめんなさいてきとうなことを言いました)

おわりに

『必要だけど割とどうでもいいこと』に思考を割く前にペンギンちゃんに相談だ!

余談ですが、去年作った「褒める機能」も随時アップデートされておりまして、誰かが「できた」「終わった」と言うととりあえず褒めてくれたり、出勤したら「出勤してえらい!」と褒めてくれたり、「お疲れ」といったら「おつかれさま〜」って言ってくれたり、ランチに出るときはいってらっしゃいを言い戻ってきたらおかえりを言うなどなどなど、素敵な機能がたくさん増えております。Channelが賑やかになり、微笑ましくて癒やされますね。どんどんどんぱふぱふぱふ〜!

みんなもれっつペンギンちゃん!

おしまい。

話しかけると褒めてくれるSlack Bot作った

この記事は、Fusic その2 Advent Calendar 2019 21日目の記事です。

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ごきげんよう。さえです。Fusicでテストエンジニアをしています。
今日はSlack Botを作った話をします。

伝えたいこと

褒めてくれるBotがかわいくて癒やされるのでおすすめ という話をします。

なにつくったの?

GASとGoogleスプレッドシートを使ったSlack Botです。
Bot名とアイコンは某ペンギンのキャラクターからお借りしています。
仮名「ペンギンちゃん」とします。

Image from Gyazo

顧客の要望

「@ペンギンちゃん 〇〇した」と話しかけるとスプレッドシートに「〇〇した」と書き込むBot

できあがったもの

「@ペンギンちゃん 〇〇した」と話しかけるとスプレッドシートに「〇〇した」と書き込み、Slackで「〇〇してえらい!」と褒めてくれるBot

なにができるの?

  1. 「@ペンギンちゃん 〇〇した」と話しかけるとGoogleスプレッドシートに「〇〇した」と書き込み、Slackで「〇〇してえらい!」と褒めてくれる
  2. 「@ペンギンちゃん」と話しかけるとスプレッドシートのURLをくれる
  3. 「@ペンギンちゃん 褒めて」というと褒めてくれる
  4. だれかが「すごい」というと盛り上げてくれる

褒めて、すごい以外にもいくつか反応ワードを実装しています。
あとは、日々だれかがBotに話しかけるのを眺めて、そういうことを話しかけたいんだな、というワードをこっそり反応ワードに追加しています。

つくってよかったこと

  • やったことリストの更新が簡単になった
  • チームのChannelに入れたら、Channelが明るくなった
  • 和む
  • かわいい

せっかくなので

社内向けに「話しかけると褒めてくれるBot」として公開してみました。
スプレッドシートに書き込む機能は、自分のチーム用の機能なのでチームChannelでしか使えないように制限しました。
DMには対応していないので、このBotで遊ぶためのChannelも作成して一緒に公開しました。
公開から2週間経ちましたが、今もちょこちょこ話しかけてくれる人がいて遊んでもらえています。わーい。

用例

こんな感じで遊んでもらっています。

メイン機能はこんなかんじです。
Image from Gyazo

「すごい」に反応する。最初は反応ワードが1パターンしかなくて荒らしでしたw
Image from Gyazo

たまに空気を読んでない発言をして笑う(むしろ空気を読んでいる?w)
Image from Gyazo

最後に

単純にChannelが盛り上がるだけでちょっとニコニコできて楽しいです。
誰でもいいから褒めてほしい人、Channelを盛り上げて欲しい人はぜひ作ってみてください。思いの外癒やされますよ。
自分の好きなキャラクターや有名人で実装してみたらめっちゃ楽しいと思います。口調や返すワードをキャラクターに似せると本当に会話できているみたいでハッピーです。
れっつペンギンちゃん!

おしまい。

なにかを教えてもらうときにグラレコをかくといいぞ

ごきげんよう。saeです。

この記事は、ソフトウェアテストの小ネタ Advent Calendar 2019 - Qiita 14日目の記事です。

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伝えたいこと

「なにかを教えてもらうときにグラレコをかくといいぞ」
一言でいうとこれです。

今回は「テストの小ネタ」がテーマなので私が普段テストで活用している場面の話になります。

そもそもグラレコって何?

こういうやつです(雑)
f:id:ito128:20190809172941j:plain 会議や勉強会で話されている内容をリアルタイムにグラフィカルにまとめていくものです。
自分は紙とペンがメインです。たまにホワイトボード。
持ち歩いているものたち ↓ Image from Gyazo

いつどこで使うの?

主に仕様を説明してもらうときに使います。
話の規模や相手にかかわらず、なにかの説明をしてもらう。
このときにグラレコをかきます。

描くこと

テストするときに見返せたら嬉しそうなことをかきます。

  1. その時の仕様
    • わかること
    • わからないこと
      • その場で解決したら答えもかく
  2. 絵や図
    • 画面の配置や階層、構造
    • 誰かが言ってたことを、似顔絵とふきだしでかく
  3. ちょっと気になること、テストしたいこと など。

機能や階層でカタマリを分けてかいていきます。 ひとカタマリはこんな感じです。↓ Image from Gyazo

説明してもらった後は、できあがったグラレコの写真を撮り、全部Slackに貼ります。
こうするとこの時点の仕様書ができ、かつみんなに見てもらえます。わーい。

なんでグラレコがいいの?

  • 構造をかきたい!とか図をかきたい!がライトにできる
  • 線で囲ったり分けたり見出しをつけたりできて、カタマリや境目がわかりやすい
  • 「あーこれ仕様共有のときに聞いた気がするなーなんだったっけなー」ということは大体かいてある。天才。
  • わからないことが見つかるから聞ける
    • かいてないことは話されてないからわからない
    • かいてあるけどわからないまま放置されている
    • 読み返してもなんのことかわからない

まとめ

このグラレコでわかるのは「その時の仕様」なので、仕様書をちゃんと更新したい人向けではないです。
あくまでも、その時の説明を簡単にかき残しただけのものです。
「あれ?これ説明聞いたけどなんだったっけ?」ってなりやすい人にはおすすめです。れっつグラレコ。

おわりに

おすすめの紙とペンがあったら教えてください。手首が痛くならないやつを探しています。
もしくは誰かiPad Proください。

おしまい。

参考書籍

Graphic Recorder ―議論を可視化するグラフィックレコーディングの教科書

Graphic Recorder ―議論を可視化するグラフィックレコーディングの教科書

  • 作者:清水 淳子
  • 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
  • 発売日: 2017/02/06
  • メディア: Kindle

#テストラジオ #107 のグラレコ

テストラジオを聴いたので、練習がてらグラレコを描きました(((((((((((っ・ω・)っ ブーン
間があいちゃったので、一旦最新回のグラレコを書きました。

キーワード

  • 熱中症に注意!
  • バグ見つけた!
    • スマホで音楽を買う
    • 自動車のカスタマイズ例のページ
  • 顧客が本当に欲しかったもの
  • Circle CI
  • Podcastのバグ

グラレコ

f:id:ito128:20190809172941j:plain

公式情報

#テストラジオ #104 のグラレコ

テストラジオを聴いたので、練習がてらグラレコを描きました(((((((((((っ・ω・)っ ブーン

キーワード

グラレコ

f:id:ito128:20190722163003j:plain

公式情報

リンク

postudy.doorkeeper.jp

www.youtube.com

#テストラジオ #103 のグラレコ

テストラジオを聴いたので、練習がてらグラレコを描きました(((((((((((っ・ω・)っ ブーン

キーワード

  • 今回のゲスト:ぱいんさん🍍
  • テスト酒場で価値観ババ抜き
    • 自分が思う最強の価値観を5枚集める
    • 飲み会の最初にやるのよい
  • WACATE
    • 4時間でテスト設計 → テスト実行
      • ブラック・・
    • テスト計画は大事
  • Selenium Conference
    • 国際カンファレンス
  • ぱいんさん、月1レギュラーに?

グラレコ

f:id:ito128:20190710174318j:plain

公式情報

JaSST'19 Tohoku「基本のキ ~明日のテストを楽にする~」にいってきました。 #jassttohoku

イベント概要

JaSST'19 Tohoku ソフトウェアテストシンポジウム 2019 東北 「基本のキ ~明日のテストを楽にする~」

www.jasst.jp

キーワード

JaSST'19 Tohoku 基本のキ 〜明日のテストを楽にする〜

小山 竜治さん(freee)

基調講演 テスト基本のキ -テストをする前に-

  • オーダー → 冒険の始まり、テスト基本のキ、エモく
  • ゴール → テスト技法を使う前に認識すべき大切なことを認識すること
  • テストは知ることしかできない
  • 要求仕様って本当に正しい?
    • 人が入る以上、完全にはなれない
    • もし100%正しく動いても、クレームが来たら"バグ"になりうる
    • テストは欠陥が"ある"ことしか示せない
  • 何が最適か?
    • 何を知ればこのモノがいいと思えるか?
  • 現状を知る → 考える
    • テスト対象の分析
    • 誰かが答えを持っているのではない。自分で考える!
  • 品質を犠牲にしない最高速度で出す
  • リスクの識別
    • 何が起きたらヤバイのか?
  • テスト技法 → いかに有意義にサンプリングするか
  • テスト技法を使う前に大切なこと

事例発表

江村 禎昭さん(楽天

  • Scope 自動化のプロセス
  • 改善
    • 自動化の設計見直し
    • マニュアル、自動化のレスポンシビリティの定義

木村 悠さん(ZOZOテクノロジーズ)

  • 未経験者を半年でテストエンジニアにする
  • 学ぶ心をつかむ
  • 楽しむ心をつかむ
  • 探究心を掴む

町田 欣史さん(NTTデータ

  • テストの教育
  • 他の取り組みからヒントを得る
  • 学生に教える
  • 外国人向けの教育

グラレコ

オープニング

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基調講演 テスト基本のキ -テストをする前に-

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事例発表

楽天 江村 禎昭さん

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ZOZO テクノロジーズ 木村 悠さん

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NTTデータ 町田さん

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講演資料

基調講演 テスト基本のキ -テストをする前に-

小山 竜治さん(freee)

www.slideshare.net

事例発表

江村 禎昭さん(楽天

http://www.jasst.jp/symposium/jasst19tohoku/pdf/S2-1.pdf

木村 悠さん(ZOZOテクノロジーズ)

http://www.jasst.jp/symposium/jasst19tohoku/pdf/S2-2.pdf

町田 欣史さん(NTTデータ

http://www.jasst.jp/symposium/jasst19tohoku/pdf/S2-3.pdf